文法

【仮定法過去完了の作り方】過去の後悔について言う

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
せいじ先生!前回は仮定法過去について教わったけど、仮定法過去完了になると何が違うの?
せいじ
せいじ
めちゃくちゃシンプルに言えば、「過去完了形」を使うってこと😊 さらに現在ではなく「過去」について言及するってのがポイントだね!🙌

仮定法過去完了とは?

さるくん
さるくん
前回は仮定法過去についてやったけど、あれは確か「現在(今)」についての話だったね!
【仮定法過去の作り方は簡単?】形に着目すれば大丈夫この記事では仮定法過去について基本的なことから学び、それに付随する表現も学んでいきます。...
せいじ
せいじ
そうなんだ💡 だから今回の仮定法過去完了は、時制を一つ戻した「過去」についてのお話だよ😊
  • 仮定法過去:過去形を使い、現在について話す
  • 仮定法過去完了:過去完了形や完了形を使い、過去について話す
さるくん
さるくん
これだけ明確に違うなら、なんかできそう!🙌
せいじ
せいじ
さらに「仮定法」の分野が簡単なのは、形が違うっていう点だね😊 条件の「if」や仮定法過去とは明らかに違うからね✨

仮定法過去完了の形は、「If+過去完了形, would/could+have+過去分詞」が基本です✨

この基本の形に則っていたら、「過去にあったら良かったこと」について言及しているのだと考えましょう😊

  • If I had known that, / I would have helped you.
    (それを知っていたら、君を助けたのに)
  • If she had left / earlier, / she could have caught the train.
    (もっと早く出ていれば、電車に間に合ったかもしれない)
  • If they had told me the truth, / I might have forgiven them.
    (本当のことを言ってくれていれば、許したかもしれない)
さるくん
さるくん
すごい!びっくりするくらい全部いっしょじゃん!👀
せいじ
せいじ
でしょ?笑 語数が多くてちょっと長くはなるけど、覚えてしまえばどうってことはないよ👍

特に意味としては、「過去にできなかったこと」を表していることが重要です✨

ゆえに「後悔(〜だったら良かったのに)」というニュアンスの訳し方をするといいでしょう😊(実際にはできなかったという意味合いがあります)

仮定法過去完了+仮定法過去

さるくん
さるくん
せいじ先生… この前、この「混合型」を見たんだよね… もしかしてこれって、仮定法過去と一緒になってたりしない?!
せいじ
せいじ
鋭いねぇ✨ その通りなんだ💦「仮定法過去完了, 仮定法過去」というように、カンマを挟んでミックスする形が存在するんだ!

でも恐れることはありません😊

それぞれの形さえ押さえておけば、混乱することはないからです✨

If I had studied medicine, / I would be a doctor / now.
(あのとき医学を勉強しておけば、(今頃)医者になっていたのに)

このように、カンマを挟んで左側と右側で明らかに形が違います

さるくん
さるくん
ほ、本当だ!学んだ形がそのまま反映されてる!😆 でもせいじ先生、この逆(仮定法過去+仮定法過去完了)もあったりするのかなぁ?
せいじ
せいじ
たま〜にそういう表現も見るけど(今〜だとしたら、あのとき…していたのに)、時間の概念的に少し違和感があるから、ほとんど見ないと思っておいて大丈夫だよ😊

ちなみに仮定法には、「倒置表現」もあります✨

仮定法過去も含めて、頭の片隅に入れておきましょう🙌

  • Were it not raining, / we could go out.(雨が降っていなければ、外出できるのに)
  • Had I known it, / I would have told you.(それを知っていたら、君に言っていただろう)

様々な表現方法

せいじ
せいじ
仮定法には、まだいろんな表現方法があるよ!🙌

If he should come, / tell him the news.

▶︎ Should he come, / tell him the news.(万が一彼が来たとしたら、その知らせを伝えるよ)

仮定法未来と言って、「万が一〜ならば…」という表現です😊

ここでも「省略→倒置」が起こっています☝️

また、とても有名なものが「もし〜がなければ…だろう」という表現です✨

  • Were it not for your help, / I’d be / in trouble.(あなたの助けがなかったら、困っていたでしょう)
  • Had it not been for your help, / I would have failed the exam.(あなたの助けがなかったら、私は試験に落ちていただろう)

順に仮定法過去、仮定法過去完了ですが、形としては文頭の「If」が抜けて、「were」と「had」が倒置として文頭に出ているだけです😊

基本の形さえ押さえておけば、倒置の形もへっちゃらというわけですね!🙌

仮定法に似ている表現

さるくん
さるくん
せいじ先生!この前、should have+過去分詞を見たけど、これは明らかに仮定法過去完了の後ろっ側だよね!🙌 僕は気づいちゃったんだ!
せいじ
せいじ
うーん🤔 そうとも言えるんだけど、実は微妙なんだ💦

仮定法過去完了の場合、必ずと言っていいほど「if節」からスタートします。

一方で「助動詞+完了形」のこの形は単独で使えることから、シンプルに「推量/後悔/非難」などを表すことが多いです😊

  • He must have been tired.(彼は疲れていたに違いない)
  • She can’t have lied.(彼女が嘘をついたはずがない)
  • They might have forgotten.(彼らは忘れたかもしれない)
  • I should have studied more.(もっと勉強すべきだったのに)
  • You needn’t have bought so much food.(そんなに食べ物買わなくてもよかったのに)

might+完了形」「could+完了形」であれば、if節の後に続くことがあります😊

仮定法過去完了で大事なことは、「〜だったのに…」と後悔を表すことが多いという点です。

そうでない限りは、しっかりと区別して覚えておくことが望ましいでしょう✨

【助動詞のshouldとそれに近い表現】「〜すべき」「〜したほうがいい」この記事では「shoud(=〜すべき/〜のはず)」について学んでいきます。周辺の知識として「had better」や「need」がありますので、一緒に覚えておくと良いでしょう!...

まとめ

以下、仮定法過去完了のまとめです👇

仮定法過去完了とは…
  1. 仮定法過去と違って「過去の後悔」
  2. 過去完了形とwould/could+完了形
  3. 仮定法過去完了+仮定法過去の混合型もある
  4. 倒置が起こることもあるので注意
  5. 助動詞+完了形は必ずしも仮定法とは限らない
せいじ
せいじ
仮定法まで終わりましたね✨ これで文法は一通りやり切りました!🙌 他にもコラムを書いていきますので、文法談義をしたい方はぜひチェックしてください😊 それではまた!