文法

【比較級の使った表現を押さえる】-erとmoreを使った表現

こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki

さるくん
さるくん
せいじ先生、比較は言わずとしれた「more」を使うんだろうけど、何か注意点ってある?
せいじ
せいじ
正直に言えば、「as」の表現さえ押さえておけば、結構いけちゃうんだよね🎵 気を付ける点をこれから伝えていくよ!🙌
【原級比較で作る「〜と同じくらい」】否定形には要注意!原級比較の作り方や注意点に関する記事です♪...

比較級の基本

さるくん
さるくん
原級比較の時と違って、今度は「-er」をつけるのか「more」をつけるのか選択肢が増えちゃったよ💦
せいじ
せいじ
音節などの関係もあるけど実は例外もある。だから基本的には「口慣れ」しちゃうほうがいいね😊 シンプルに言えば「短いもの= -er」「長いもの=more」でいいんだ!

原級比較の時は「形容詞/副詞」の形が変わらなかったため、「as」で挟めばいいだけでしたね✨

今回は「AよりBのほうが…」という表現にしたいため、「形容詞/副詞」の部分の形が変わってきます💦

しかし基本は、

  1. 単語が短ければ語尾に「-er」
  2. 単語が長ければ単語の前に「more」

くらいの感覚を持っていて大丈夫です😊

特に詳しい説明はしませんが、「〜よりも」に当たる部分は「than」を使います✨

「than」の後は「as」の時と同様、

  1. 主語+動詞
  2. 主語(+動詞)
  3. 代名詞の目的格

のパターンがあります🎵

【-erの場合】👇

  • My house is bigger / than yours.(私の家はあなたのより大きい)
  • He runs / faster / than me.(彼は私よりも速く走る)

【moreの場合】👇

  • This movie is more exciting / than the last one.(この映画は前のよりワクワクする)
  • Our group is discussing this topic / more seriously / than that group. (私たちのグループはあちらよりも真剣にこの議題について話し合っている)

感覚としては原級比較の「as」の挟み方と似ています😊

元の文「My house is big.」の場合「どこを-erに変えるか?」と考えてみましょう🎵

この場合は「形容詞のbig」が比較として変化させる対象となり、「g」が重なるという細かい点に注意して「-er」をつければ大丈夫です🙌

『「-er」なのか?「more」なのか?』という疑問が出てくることもあるかもしれませんが、その場合はかなり使い慣れていない単語だと思われます。

文法書や長文を読んでゆく中で出会う回数を増やし、自然と習得していくほうが近道でしょう😊

【どちらでもいい場合】👇

  • The room is quieter[more quiet] / than before.(その部屋は前より静かだ)

気を付けるべき表現

さるくん
さるくん
せいじ先生!「-er」でも「more」でもないものだってあるよね?
せいじ
せいじ
よく気づいたね✨ 有名どころだと「better」や「more」だね😊
さるくん
さるくん
あれ?「more」って一体なんの比較級なの?
せいじ
せいじ
これは単語の前につける「more」とは別物だよ!🙌

比較になると、形が全くもって変わってしまうものもあります💦

  • good/well ▶︎ better
  • bad ▶︎ worse
  • far ▶︎ farther / further
  • little ▶︎ less
  • many/much ▶︎ more

ちなみに「farther」は物理的な距離について使うことができ、「further」は心理的/比喩的(抽象的)な距離について使えると言われています✨

  • My house is farther / from here / than yours.(私の家はあなたの家よりもここから遠いです)
  • I need to get further information.(さらに情報を得る必要があります)

many/much」については、元の文から考えるとわかりやすいです😊

【形容詞の場合】👇

  • I have many books.(私はたくさんの本を持っている)
  • ▶︎ I have more books / than him.(私は彼より多くの本を持っている)

ここで一緒に「well ▶︎ better」も押さえておきましょう😊

「much」は不可算名詞の前につくだけでなく、「well」のように副詞として使うことがあります。

【副詞の場合】👇

  • She talks / so much.(彼女はたくさん話す)
  • ▶︎ She talks / more / than I do.(彼女は僕よりももっと話す)

「well」についても一緒です🎵(「much」はあまり単体で使いません)

  • She speaks English / well.(彼女は英語を上手に話す)
  • ▶︎ She speaks English / better / than I do.(彼女は僕よりも上手に英語を話す)

形が変わるからといって、大きな文構造が変わったわけではありません✨

many/much ▶︎ more」「good/well ▶︎ better」は多くの人が適当に覚えています💦

元の文をしっかりと見て、変化させたいですね😊

【形容詞/副詞って何?】名詞/動詞を修飾する品詞この記事では「形容詞/副詞」について勉強していきます。名詞や動詞を修飾する品詞について学んでいきましょう。...

強調したい場合

さるくん
さるくん
せいじ先生!英語を話していると「much more〜」とか聞くけどこんがらがってわからないよ💦
せいじ
せいじ
それは比較の強調だね✨ 早速見ていこう!

比較級では「ずっと/もっと〜だ」という強調表現があります😊

She is much taller / than her brother.(彼女は兄よりずっと背が高い)

他にも「a lot」「far」などがあり、口語では「way」が使われます🙌

This laptop is way cheaper / than that one.(このノートパソコンはあのノートパソコンよりはるかに安い)

「少しだけ/若干〜」なら「a little」「slightly」などが使えます😊

Today is a little colder / than yesterday.(今日は昨日より少し寒い)

「〜倍」という表現

さるくん
さるくん
せいじ先生!「as」の時に「twice」を使って「2倍の〜」なんてやったけど、あぁいう表現はないの?
せいじ
せいじ
実は比較級を使ってもOKなんだ💡

This bag is three times more expensive than that bag.(このバッグはあれよりも3倍高い)

この「more〜than」の部分を「as〜as」に変えても大丈夫です😊

ただし、形が変わっている場合(bigがbigger、manyがmoreなど)はその直前に「〜倍」を表す表現をつければOKです🙆‍♀️

比較級を使わない比較

さるくん
さるくん
でもせいじ先生、「more」を使わない比較ってなかったっけ?
せいじ
せいじ
よく知ってるね!🙌 それらは特殊な表現だから、一気に覚えておこうね😊

【moreなどの比較表現を使わない場合】👇

  • I prefer coffee to tea.(紅茶よりコーヒーが好きです)
  • This model is superior to the old one.(このモデルは古いものより優れている)
  • He is junior to me / by two years.(彼は私より2歳年下です)

最後の文にあるように「〜分だけ」と言いたい場合は「by+数/数量」を使います✨

まとめ

比較表現は以下の点がポイントです😊

比較級とは…
  1. 形容詞や副詞の形を変えて「〜より…」
  2. 短ければ語尾に「-er」をつける
  3. 長ければ単語の前に「more」をつける
  4. 「more」や「better」のように形自体が変わるものがある
  5. 強調したい場合は「much」などを前につける
  6. 比較級を使わない表現もあるので注意
せいじ
せいじ
「as」が基本になっていて、とても似ている形をとるよね😊 原級比較と行ったり来たりしながら、一緒に覚えていこう!🙌 それではまた!