こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
- 仮定法過去との違い
- 仮定法過去完了+仮定法過去
- その他の表現
仮定法過去完了とは?


- 仮定法過去:過去形を使い、現在について話す
- 仮定法過去完了:過去完了形や完了形を使い、過去について話す
仮定法過去完了の形は、「If+過去完了形, would/could+have+過去分詞」が基本です✨
この基本の形に則っていたら、「過去にあったら良かったこと」について言及しているのだと考えましょう😊
- If I had known that, / I would have helped you.
(それを知っていたら、君を助けたのに) - If she had left / earlier, / she could have caught the train.
(もっと早く出ていれば、電車に間に合ったかもしれない) - If they had told me the truth, / I might have forgiven them.
(本当のことを言ってくれていれば、許したかもしれない)
特に意味としては、「過去にできなかったこと」を表していることが重要です✨
ゆえに「後悔(〜だったら良かったのに)」というニュアンスの訳し方をするといいでしょう😊(実際にはできなかったという意味合いがあります)
仮定法過去完了+仮定法過去
でも恐れることはありません😊
それぞれの形さえ押さえておけば、混乱することはないからです✨
If I had studied medicine, / I would be a doctor / now.
(あのとき医学を勉強しておけば、(今頃)医者になっていたのに)
このように、カンマを挟んで左側と右側で明らかに形が違います。
ちなみに仮定法には、「倒置表現」もあります✨
仮定法過去も含めて、頭の片隅に入れておきましょう🙌
- Were it not raining, / we could go out.(雨が降っていなければ、外出できるのに)
- Had I known it, / I would have told you.(それを知っていたら、君に言っていただろう)
様々な表現方法
If he should come, / tell him the news.
▶︎ Should he come, / tell him the news.(万が一彼が来たとしたら、その知らせを伝えるよ)
仮定法未来と言って、「万が一〜ならば…」という表現です😊
ここでも「省略→倒置」が起こっています☝️
また、とても有名なものが「もし〜がなければ…だろう」という表現です✨
- Were it not for your help, / I’d be / in trouble.(あなたの助けがなかったら、困っていたでしょう)
- Had it not been for your help, / I would have failed the exam.(あなたの助けがなかったら、私は試験に落ちていただろう)
順に仮定法過去、仮定法過去完了ですが、形としては文頭の「If」が抜けて、「were」と「had」が倒置として文頭に出ているだけです😊
基本の形さえ押さえておけば、倒置の形もへっちゃらというわけですね!🙌
仮定法に似ている表現
仮定法過去完了の場合、必ずと言っていいほど「if節」からスタートします。
一方で「助動詞+完了形」のこの形は単独で使えることから、シンプルに「推量/後悔/非難」などを表すことが多いです😊
- He must have been tired.(彼は疲れていたに違いない)
- She can’t have lied.(彼女が嘘をついたはずがない)
- They might have forgotten.(彼らは忘れたかもしれない)
- I should have studied more.(もっと勉強すべきだったのに)
- You needn’t have bought so much food.(そんなに食べ物買わなくてもよかったのに)
「might+完了形」「could+完了形」であれば、if節の後に続くことがあります😊
仮定法過去完了で大事なことは、「〜だったのに…」と後悔を表すことが多いという点です。
そうでない限りは、しっかりと区別して覚えておくことが望ましいでしょう✨

まとめ
以下、仮定法過去完了のまとめです👇
- 仮定法過去と違って「過去の後悔」
- 過去完了形とwould/could+完了形
- 仮定法過去完了+仮定法過去の混合型もある
- 倒置が起こることもあるので注意
- 助動詞+完了形は必ずしも仮定法とは限らない