こんにちは。せいじです。(@seiz_suzuki)
- 関係代名詞の定義
- 3つの関係代名詞
- 先行詞の位置とかっこ
関係代名詞の定義

以下の文を見てみましょう。
- The man [who is standing there] is my brother.(そこに立っている男性は私の兄です)
一見すると、
- The man is my brother.
- He is standing there.
の2文を合わせなさい、というように聞こえるかもしれません。
しかし、関係代名詞を使う「根本の意味」とは、
複数いる「man(男性)」の中でも、「そこに立っている男性」と限定的に説明すること。
なのです。
ゆえに、この用法(カンマがない関係代名詞)を「制限(限定)用法」と言います。
「制限」と「限定」にあまり違いはありませんが、「制限」は特定の名詞(先行詞)を指すのに対して、「限定」はその名詞の性質を表すことが基本です。
(つまり「限定」とは一般的に「a beautiful flower」や「an interesting book」などの形容詞を指します)
ちなみにこのように「…who is standing」は「…standing」(=現在分詞)と書いた方が速いです😊
どちらで書いても構いません♪

関係代名詞の主格
関係代名詞には基本として「who/which/that」の3つがあります。
説明したい関係代名詞の直前の名詞のことを「先行詞」と呼びます😊
- 先行詞が人:who
- 先行詞がモノ:which
- 先行詞が人+モノや限定的(the firstなど):that
こう見ますと、基本的に「that」を使うことが無難だと思われがちですが、これが実は非制限用法の時に生きてきます😊
ゆえに、しっかりとwhoとwhichを使い分けることをオススメします✨
- This is the book [which was given to me / by my friend].(これは友達が私にくれた本です)
- This is the book [which(⚫︎)was given to me / by my friend].(これは友達が私にくれた本です)
関係代名詞では、必ず「欠けている部分」がある!
関係代名詞の目的格
- He is the boy [who I met yesterday].(彼は私が昨日会った少年です)
- He is the boy [who I met ⚫︎ yesterday].(彼は私が昨日会った少年です)
関係代名詞は基本的に「①主格」「②目的格」が頻出です😊
構造から違いを明確にし、うまく訳出して意味を理解しましょう🙌
- 関係代名詞の直後に動詞 ▶︎ 主格
- 関係代名詞の直後が主語+動詞 ▶︎ 目的格
関係代名詞の所有格
- I have a friend [whose father is a doctor].(私にはお父さんが医者である友達がいます)
関係代名詞の所有格「whose」の後には必ず名詞がきます✨
これは、一見すると関係代名詞の目的格の直後に「主語+動詞」がくる形と似ていますが、仮に関係代名詞の目的格(who/which/that)を間違って入れてしまった場合、①冠詞(a/an/the)がなかったり ②意味的に通らなかったりするため、すぐに「所有格だ!」という察しがつきます😊
欠けている部分は、上文では「his」ですね♪
- I have a friend [whose(⚫︎)father is a doctor].(私にはお父さんが医者である友達がいます)
関係代名詞を分析する際のポイント

【①先行詞が主語の場合】
- The movie [that we saw ⚫︎] was interesting.(私たちが見た映画は面白かったです)
先行詞が主語になっているパターンは、日本人がとても苦手に感じているパターンです💦
なぜなら、次の動詞を探さなければならないから。(頭でっかちパターン)
かっこをする前ですと、「The movie that we saw was interesting.」
こんな感じで、ちょっと混乱しちゃう人がいますよね💦
そこで、「…that we saw」が「The movie(=主語、先行詞)」を説明(修飾)しているのだなという察しがつけば、そこまでをかっこしてあげると読みやすくなります😊
「次に出てくる動詞(ここではwas)」までですね♪
すると長〜い主語も、「私たちが見た映画は…」と訳せるようになります🙌
【②先行詞が目的語や補語の場合】
- I know a girl [that can speak three languages].(私は3ヶ国語を話せる女の子を知っています)▶︎ 目的語
- This is a boy [who plays baseball well].(こちらが野球の上手い少年です)▶︎ 補語
先行詞が文末に来て、さらにそれを説明するため、こちらの関係代名詞の使い方のほうがシンプルですね😊
同じようにかっこをしてあげますと、より文の構造が明確になります🙌
- 先行詞の位置を確認(主語?それとも目的語や補語?)
- 関係代名詞から次の動詞までをかっこ(それか文末まで)
- 関係代名詞は主格?それとも目的格?(所有格は明らかにわかる)
まとめ
以下、関係代名詞基本のまとめです✨
- 複数あるものから「制限」すること
- 主格や目的格がメインで、たまに所有格もある
- 人ならwho、モノならwhich、人+モノや限定的であればthat
- 必ず「欠けている部分(=抜け)」がある
- 先行詞の名詞が主語なのか、目的語や補語なのかも確認